ガンプラの歴史2

ガンプラブームの失速

このような経緯があって大ブームとなり社会現象ともいわれたガンプラですが、いつかブームは終わるものです。今まで数々のおもちゃが流行の波にのまれて消えていったのを私たちは知っています。そして例外なくガンプラにもその波は押し寄せるのです。今で言うと、ワンピースなんかがブームの波がきています。ドラゴンボールを超える興業収入だとか…。ワンピースフィギュアDXやマンガ、イベントなど数え切れない程商品もあふれています。

 

当時のガンプラは今のものほど精巧に作られている訳ではなく、パーツも少なかったため子供でも1日もなく組めてしまうような簡単な作りになっていました。さらに値段も1個300円程度と安い物が多く、さらにはいくらモビルスーツの数が多いといっても、当時はアニメのガンダムも1作品しか放映されていなかったために発売できるモビルスーツの数は限られていました。これでは子供でも簡単に全部の種類を集めることが出来てしまうのですね。そうするともう買う商品が無くなるわけですから、飽きてしまうのも早くなってしまいます。元々ブームというのは周りの影響で商品を購入する人がいなくなれば収縮していくものですが、ガンプラの場合は商品の数が限られていたためにそうなるスピードも速かったのでは無いかと予測出来るのです。

 

また、発売元のバンダイがこの大ブームを予測できなかったということも1つの原因だと思われます。最初から長期の販売戦略を練っていればこのようなことにはならなかったかもしれませんが当時の状況を考えると予測しろという方が無理かもしれません。売れるからものを作り安定供給が出来るようになるとガンプラの貴重価値も下がり、結局は一般のユーザーからは見向きもされなくなります。ガンプラオリジナルの商品を作るなどの戦略も一部のマニアにしか受け入れられず結局はガンプラブームは過ぎ去っていくことになります。

ガンプラの火は消えない

しかし、この状況を支えたのはこの一部のマニア達でした。ガンプラのブームは終わり一般の人は見向きもしなくなりましたが、ガンプラは熱狂的な固定ファンの心を掴んでいたのです。普通のブームであればここで収束して社会から姿を消していたでしょう。この低迷期に火が消えなかった事こそがガンプラのすごさであり、同時に当時からガンプラの完成度とおもしろさは30年を経た今でも、変わっていないということが言えるのではないでしょうか。

 

また、ガンプラからプラモデルの魅力に魅せられた人も多く、ガンプラに比べると難易度の高い戦車や戦闘機ものなどのミリタリープラモデルや、車などのカープラモデルに挑戦していったモデラーもたくさんおり、その人達がガンプラの火を消さないために様々な努力をしていたということも忘れてはなりません。

 

ガンプラには買い支えるだけの魅力があり、それが心の中にのこり、そして熱狂的な固定ファンを生み出していたのです。ガンプラが所詮1つのアニメのおもちゃであることを考えるとこんな例は他にないといってもよいぐらい凄いことだといえます。1つのアニメ作品から生み出されたおもちゃが30年以上も愛され続けているという事実は、所詮おもちゃであるガンプラでも人の心をとらえる魅力を持つことができるという証明でもあるのです。

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Last update:2017/5/25